そこらへんの神社!

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不乗森神社2(のらずのもりじんじゃ) - 安城市里町

つづき
 

楽殿前の狛犬さんは胸を張った古代型(昭和30.1)


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ここの神楽殿は装飾もなかなかのもので、周囲には十二支の彫り物があります。
ただし、馬だけが無いんです。なぜでしょうか…
 
 
 

答え

『森の白い馬』民話。
その昔、不乗森(のらずのもり)という大きな森の奥に、古い祠が祀られていた。
そのお社に、毎日欠かさずお参りをしている働き者で仲の良い若い夫婦がいましたが、子供に恵まれません。
とある夜、寝入ったふたりはひづめの音と、馬のいななく声で目を覚ましました。
戸を開けてみると、後光が差し輝く、白い馬がふたりを優しい眼差しで見つめていました。
驚きつつも、思わず手を合わせ拝んだふたりが顔をあげると、その白い馬は姿を消していました。しばらくして、ふたりは子宝に恵まれたそうです。
村人たちは、不乗森のお社の白い馬が授けてくれたのだと思いました。
月日が経ち、このお社に神楽殿を建てかえることになった際、軒下に十二支の彫り物をすることになりました。
村人たちは、不乗森の白い馬の神様を覚えていたため、馬だけは特別扱いとして本殿にいるんだそうです。
 

ちゃーんと意味があるんですね~ 面白い。
 
 
 
 
楽殿左側には
さざれ石と
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お釜が二つ。
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なんなんでしょう。

掃除をしていた警備員のような服装をしたおじさんとすれ違ったんですが、挨拶してもそっけない返事だったので訊く勇気がでなかった。
 
 
 
 

拝殿。
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その前に居座るのは狛さんではなく神猿。
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『八幡様は鳩、春日様は鹿、熊野様は鴉、当社は猿、共に神様の御使として古くから大切にされてきました。当社では此の神猿を「マサル」といって神威によって魔が去る悪魔が退散するとか、「勝る」何よりも美しいものを内蔵した正義の表象として伝えられてきました。』

なるほど。ここの神使は猿だったのか。
しかも「神猿」をマサルと読むのは勉強になったなぁ
 
 
 

そのマサルさんの隣りには緑々しい社紋でもある双葉葵。
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『不乗森神社の社紋でもあります 日本で最も古い植物です』
だって。信じるか信じないかはあなた次第です。
 
 

【祭神】
大山咋之命
 
【由緒】
第63代冷泉天皇の御代(968年)に、滋賀県大津市坂本に鎮座する日吉大社東本宮の御祭神を此の地に勧請奉祀したと伝えられています。昔より鎌倉街道に沿い往来する人々は、うっそうとした社頭に下馬し旅の安全を祈願して通行したので「のらずの森」と云われました。
とな。

それで不乗森なのね。
 
 
 

本殿の屋根もなんとか見えました。
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千木内削ぎ、鰹木7本。
大山咋之命は男神だから基本に沿えば千木は外削ぎなんだけどなぁ

 
 

社殿左右には境内社
 
右側から順番に、
■津島社
■稲荷社(赤い鳥居つき)
■東日吉社
秋葉社
厳島

 
おそらく東日吉社の鳥居ではないかと思うんですが、なぜかうっそうと木々が生茂る離れた場所に建立されており…
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年号をチェックするとナニコレ。
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ボコっとえぐり取られたような、なんだろう。
まるで小さなターミネーターが末来から登場してきたようなこの光景は正直恐ろしい… 夕方で肌寒くなってきたし。
 
 

社殿左側には2社。
■山神社
神明社
 
 
 
 
楽殿から第二鳥居方面。
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最後に、由緒碑にも書かれていましたが、境外末社に社口社・東山秋葉社があるそうです。
 
 

それがこちら。
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朱色の鳥居に小さな鎮守の森。
 
 
 
社口社?
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東山秋葉社
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夕日が綺麗だ。
この時期は昼と夜との温度の差が大きいから体調を崩しやすい。
 

薄着だったので寒くなってきた。

カラスが本当に鳴いているので帰りましょう。
 

車に乗って、交通安全でね。